当店の買取は基本的に分野は問いませんが、得意分野がいくつかあります。
店主が学生時代、法学部だったこともあり、社会科学書、とりわけ法律書の買取・販売は得意です。
法律は改正が頻繁に行われることもあり、内容が古くなりやすいということで、一般的に古本屋では、敬遠されています。その結果、最新のもの以外は買取不可か、激安でしか引き取らないことが多いのが現状です。確かに実務で使用するには、最新の情報でなければ役に立ちませんから、旧版法律書の多くは需要が激減するのは確かです。
その一方で、研究用の資料として古い法律書を探している研究者、実務家の皆様が意外に多くいらっしゃいます。そういう需要がある本に限って、めったに姿を見せることはなく、たまたま見つかれば高値で取引されています。ところが、需要のある法律古書とそうでない法律古書の見極めができる古本屋は、ごく少数の専門店を除けば皆無に近い状況であるため、せっかく良い法律書のコレクションがあっても、いざ処分するとなるとなかなか引き取り手が見つからなかったりするようです。
当店は、法律書コレクターの遺族の方から数千冊単位の法律書を買い取らせていただいた経験があり、それらを販売することで、古くても需要がある法律古書を見極めることできるようになりました。ですから、価値のある本は古くても正当に評価いたします。
とはいっても、全ての法律書を高価買取できるわけではなく、お引き取りできないものもございます。以下に、一応の目安を記しますので、参考にしていただければと存じます。例外もございますので、きちんとした査定は、現物を拝見してからさせていただくことになります。
お引き取りできない本……六法全書の旧版。一般人向けの平易な法律解説書の旧版。
状況によって、値段は安いが引き取れる場合がある本……学生向けの教科書。専門出版社刊行の平易な法律解説書。古い判例集。法律雑誌のバックナンバー。
それなりの評価ができる可能性がある本…特定の分野について論考を深めたような本。
研究者・実務家の皆様で、蔵書を整理されたい方、また、研究者・実務家が亡くなり、残された本をどうしようかとお悩みの遺族の方、遠方でも大量でも躊躇せずに、お気軽に当店までご相談ください。
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